大腸内視鏡検査を受けるコツ(数日前から準備しよう)

検査
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私は潰瘍性大腸炎なので、病気が判明してから潰瘍の状態確認・がんの早期発見のため毎年大腸内視鏡検査を受けています。

検査内容や下剤の使い方を含めた説明は病院からしてもらえますが、実際に受けてみると「こういう準備をしておいた方がいいな」と思うことが多々あります。

初めて受ける方や不慣れな方に向けて注意した方がいいことやコツを書くので少しでも参考になれば幸いです。

この記事では腸管洗浄剤「モビプレップ」で解説をしていきます。

モビプレップ

大腸検査を受けると何が分かる?

潰瘍、びらん、ポリープの有無、大腸がんの有無が分かります。

カメラだけでは判断が難しい場合は生検といって大腸の組織をちょっとだけ取ります。
(極細ワイヤーの先端が洗濯ばさみみたいになっていて、内視鏡中にピッとつかまれて細胞が持っていかれます。痛みはありませんが少しだけ出血するので、検査をした日は飲酒や負担のかかる食べ物はNGです)

また、ポリープがある場合はその場で切除になることもあるようです。

大腸検査の大まかな流れ

  1. 検査予約
    都合のいい日時で予約をします。女性の場合は月経の周期を避けて予約を入れた方が気持ちが楽ですよ。
    また、服用中の薬がある場合は飲んでいいか確認しておきましょう。
    私は朝飲む薬はいつも通り飲むようにと言われます。リアルダは溶けずにカメラに映ることが多いです。
  2. 前日
    消化のいいものを食べて、夜は早めに寝ます。寝る前に薬を飲みます。
  3. 検査当日
    下剤と腸管洗浄液を使って大腸をキレイにしてから検査に臨みます。
  4. 検査結果(数週間~1か月後)
    検査時に生検をとった場合、それも併せて結果を聞きます。

検査を受ける前の準備

検査を受ける2~3日前

病院では検査前日のみ消化のいいものを食べるように説明されますが、2~3日前から食物繊維少なめで消化のいいものを食べた方が当日便がキレイになるのが早くなるのを実感しています。

便がキレイにならないと病院で浣腸が必要になったり、せっかく検査を受けるのに腸内がよく見れなくなってしまいます。また、当日トイレが本当にキツいので、少しでもスムーズに済ませるためには数日前から食事の内容に気を配りましょう。

検査前日

食事内容は特に気を付けましょう。検査中は大腸カメラの映像が見られるのですが、ひじきやトマトの種、ゴマが消化されず「ああ・・・残ってるなぁ・・」と思ったことがあります。

大腸検査前日のための食事キットも売っています。量と味は少し物足りないかもしれませんが、食事を考えるのが面倒な場合はこういったものを使ってもいいと思います。(ちなみに食事キットは医療費控除の対象になります)

大腸検査食エニマクリン

また、夜寝る前に飲む薬があるので忘れないように注意が必要です。

検査当日

検査前

薬の服用開始

検査説明書

検査予約の際、●時から服用開始と指示があると思いますが、すんなり便がキレイにできる自信がない場合は指定時間よりも早めに始めるようにしましょう。私は大体30分くらい前から始めるようにしていますが、それでも少し焦ります;

およそ2時間で腸管洗浄剤2リットル程度+水・お茶1リットルくらいを飲むことになります。
1杯200ccあたりを15分程度で飲むことになっているので、普段からあまり水分を取らない人にとっては相当キツイです。
コップで飲むのが辛くなってきたらストローを使うと少し楽になるような気がします。

飲み始めて1時間くらい経たないと便意が来なかったりもしますが、根気よく飲みます。

とにかくしんどいので、テレビや音楽などで気を紛らわせながら飲みましょう。

トイレの回数

病院では5~6回程度と説明があったりしますが、私は確実に10回以上トイレに行きます。多いときは20回近く行ってると思います。家族と一緒に住んでいる方は、トイレで過ごすくらいの気持ちで伝えておきましょう。

後半になってくるとトイレから出た瞬間にトイレに行きたくなります。
お尻から尿が出てる?と思うくらい液体が出てきますが正常です。トイレも独特の匂いになるので消臭スプレーもあると安心です。

モビプレップの副作用

寒気、吐き気がすごくありますし、実際に気分が悪くなって吐いてしまうこともあります。

寒い季節だと特に冷えていくので暖房のある部屋で飲んでくださいね。モビプレップを飲む際、水ではなくぬるま湯にすると少しマシになるかもしれません。

「どうしても無理!」という場合は病院に連絡しましょう。

検査

お尻に穴の開いた検査ズボンに着替えて検査になります。

肛門に麻酔を塗るので局部の痛みはありません。緊張すると思いますが力むと苦しさが増します。どうでもいいことを考えたりして力を抜くようにしましょう。

検査時間は15分~30分ほどで、検査自体の痛みはそれほどありません。
ただ、空気を入れられたり大腸の曲がり角に差し掛かるあたりで苦しさを感じます。カメラをする医師の他に看護師さんがついていてくれると思うので、苦しい場合は看護師さんに背中やおなかをさすってもらいましょう。気が紛れて安心します。

検査後

食事について

生検をとった場合は刺激の強いものは避けましょう。
便もすべて出きって腸がキレイな状態なので、できればいいものを食べたいですね。

私は大体ご飯とみそ汁や野菜、うどんを食べています。辛い物、甘い物と油っぽいものは避けています。アルコールもやめた方がいいです。

お尻のダメージ

何回もトイレに行くことになるので、かなりあります。

痔がある方は薬を買っておくといいかもしれません。

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まとめ

今まで5回受けていますが、辛いし大変だなぁ、もうやりたくないなぁって毎回思います。個人的には検査自体よりも下剤を使った前処理が一番きついです。
(他に「こうすると楽になる」というコツがあれば、私もぜひ教えてほしいです)

ただ、検査を嫌がって大腸炎悪化が進んだりがんの発見が遅れてしまうのは避けたいところ。

もっと楽に検査ができるようになるといいですし、そもそも病気が治る薬の開発を願ってやみません。。。

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