潰瘍性大腸炎は原因不明の病気です。
遺伝や食事や飲酒、ストレスなどがきっかけだと言われたりすることもありますが、どうなると病気が悪化するかもよく分かっていないはずなんです。
けど、入院した際に個室から大部屋に移ったとき驚くほど悪化したのでその時の話をしようと思います。
入院当初(個室)の症状
元々は高安動脈炎で入院することになったのですが、このとき大腸炎の症状もあまり芳しくなく血便や粘血便が続いてる状態でした。
貧血、頻脈もあり、夕方になると微熱が出る日もありました。
都合で3日間を個室で過ごしましたが、症状は血便が出たり出なかったり。トイレの回数は1回だけ。
大部屋に移ってからの症状
個室から大部屋に移った翌日からトイレの回数が増え血便の量も多くなりました。
個室にはトイレがついていたんですが、私が入院した病院は大部屋の入り口にトイレが1つ。病棟内の廊下に2つ。計3つのトイレを大勢の入院患者で使うため、行きたいタイミングで行きづらく、腹痛でも長時間の占有がしづらい状況に。
ガスも多いけど大部屋だからうまく出せず、かといってその度トイレに行くこともできませんでした。
大部屋での入院って同室の方とお喋りしたりしながら過ごすのかと思っていましたが、皆さんカーテンを閉めて自分の世界で過ごされていて部屋の中は静まり返っている状態。
人はいるのに物音もしないから物音も立てづらかったり、回診のときに他の方の症状を聞くのも聞かれるのも、夜いびきが気になるのも、とにかく色んなことがストレスに感じてしまい、結果おなかが悪化していきました。1日1回だったトイレの回数も5,6回に増加。
ステロイド投与前でしたがCRP(炎症の数値)も一気に5くらい上がりました。
運良く個室が開いたため、結局3日間だけの大部屋生活になりました。
所感
個室に移ったからと言って血便が止まったわけではありませんでしたが、出血量とトイレの回数はも元通りに。あのまま大部屋にいたらどうなってたんだろう・・・。
あくまで私の場合、トイレやガスを我慢したりうまく睡眠がとれないと悪化しやすいのかなぁなんて思ったりしました。常に人がいる空間もストレスになるのかも。
もちろんそれだけが原因ではなく複数の要因が重なり合った結果だと思いますが、心身ともにストレスになることをできるだけ減らしていくのは重要なことなのかもしれません。