ステロイドを飲み続けて早2年以上が経過しました。
数年前から定期健診のたびに「急ぎじゃないけど親知らず抜いたほうがいい」と言われ続け、いよいよ歯周ポケットが深くなってしまい・・
高安病も潰瘍性大腸炎の症状もある程度落ち着いてるので、嫌でずっと逃げて親知らずの抜歯に臨んできました。
ステロイド服用中の抜歯は以下のようなデメリット?があります。
歯医者が大の苦手、顎が小さい、顎関節症で口があまり開けられない、親知らずが横向きに生えているので抜きにくい・・など、ただでさえ嫌だと思う要素がたくさんありました。
しかも、免疫力の低下により大好物のお寿司(ナマモノ)も1か月くらい禁止😢
抜歯して一旦は落ち着いたので、抜歯をするまでの投薬と抜歯後の過ごし方、傷の経過を残しておきます。
投薬
ステロイド
ステロイドはここ1年くらいは4.5mg~5.5mgくらいを続けています。
抜歯にかかる時間は1時間以上の予定だったので倍の増量となりました。
(1時間以内であればそんなに増やさなくても良いみたいです)
抜歯当日、翌日:10mg(倍量)
3日後、4日後:7.5mg
5日後、6日後:5mg
7日後:4.5mg
1週間かけて通常の内服量に戻していきました。
抗生剤(アモキシシリン)
抗生剤は6日間分処方されました。
下痢症状が出る方も多いようですが、幸い私は抗生剤による副作用はありませんでした。
6日間、朝・昼・晩の処方で飲み忘れないようにしないといけない、薬を飲むために食事をしないといけない、というプレッシャーでストレスが凄かったです。
レクタブル注腸フォーム+いつもの内服薬
抜歯のストレスでめちゃめちゃ潰瘍性大腸炎が悪化したので、レクタブルを使えるときは使っていました。
でも、気力も体力もなく抜歯による苦しみを受けている間はあまり使えませんでした・・・。
それ以外の内服薬はいつも通り飲んでいました。
抜歯後の過ごし方
とにかく寝る
少しでも傷の治りが早くなるようにひたすら寝ていました。
ご飯以外の時間は体をあまり動かさずぼーっとしてるか、寝てるか、という感じでした。
自然界における手負いの動物って傷を癒すために良く寝るじゃないですか。そんなイメージです。
傷口に食べ物が入らないようにする
抜歯後1週間以上は歯を抜いてない方の顎で食べ物を食べていました。
抜糸すると穴に入りやすくなるので1週間+2日くらい。
※ただし、顎がかなり弱ります。咀嚼するとすぐ疲れる。食欲が戻るのに2~3週間くらいかかりました。
抜いてすぐは強めのうがいもできないので、なるべく食べ物が入らないように気を付けたいです。
抜歯後に食べていたものは別の記事でまとめたいと思います。
食後は必ず歯を磨く+うがい薬でうがい
食後は必ず歯磨きと、ネオステリングリーンうがい薬を処方されたのでそちらを使用。
歯磨き粉はコンクールジェルが本当にオススメで、口腔外科でも推奨されていました。
ネオステリングリーンがなくなった場合もコンクールうがい薬の代用でOKとのこと。
傷が落ち着くまで数週間は外出時に歯ブラシと個包装のマウスウォッシュ液を持ち歩いていました。
可能な限り歯磨きをしていましたが、できないときはマウスウォッシュ。これが意外と便利。
100均やコンビニにもあるので探してみてもいいかもしれません。
傷口は触らない
触ることで血餅が剝げる恐れがある、術後感染の危険も高まると色んなブログで見たので、少なくとも3~4日くらいは舌も触れないように気を付けました。
食事中に糸がずれてしまったときは舌でグニグニしてしまいましたが、食後すぐに歯磨きをして菌が残らないようにしました。
傷の経過
たくさん寝てよく歯磨きをしていたからか、傷の治りは順調でした。
強めの痛みは4日ほど、鈍い痛みは~2週間。痛み止めはカロナール500mgを4,5回飲んだくらい。潰瘍性大腸炎があるのでロキソニンは使えません。
抜糸は1週間後にしましたが問題なく、色々気を付けていたお陰か術後感染も起きていません。
この頃には強めのうがいもOKが出ました。
3か月ほど経ちましたが、穴はふさがってないので食べ物はよくスルっと入ってきます。
ただ・・・
色々書きましたが、この抜歯は失敗しています。
1時間以上経っても半分しか抜けなかったので、安全を考え中断しました。
近々、全身麻酔で半分残っている歯を抜いてきます。
抜けなかったことはステロイドとはほとんど関係ないですし、いったい何のために痛い思いしたの・・という気持ちですが、術後のいい練習にはなったのかもしれません。
全身麻酔で抜いたらその体験もまとめようと思います。泣きたい。