先日、京都大学が研究している潰瘍性大腸炎の根治薬についての記事を発見しました。
今回はその紹介をしていきます。
潰瘍性大腸炎についてはこちらの記事もご覧ください。
潰瘍性大腸炎の症状について
潰瘍性大腸炎とは? 大腸にびらんや潰瘍ができてしまう病気です。 大腸及び小腸の粘膜に慢性の 炎症 または潰瘍をひきおこす...
どんな研究が行われた?
そもそも潰瘍性大腸炎は、免疫の暴走により自分自身の大腸を誤って攻撃してしまうと言われています。
そして、潰瘍性大腸炎の人の92%が持っている自己抗体が発見されたとのこと。
この抗体があることで、本来結合すべきタンパク質との結合を阻害してびらんや潰瘍が起きているのは?ということらしいのです。
この自己抗体を生産する細胞だけを除去する薬の開発が進められているのですね。
92%は間違いなく多いですが、100%じゃないのは不思議なところ🤔
検出されなかっただけで残りの8%の人も持っているのだとしたら「これが原因の病気です」と言えそうですね。
(潰瘍性大腸炎が発症しやすい遺伝子があるらしく、それと関りがあるのかは謎)
根治薬の発売はいつ?
現時点で新薬の発売時期は決まっていません。
2025年までに候補薬の完成、2026年から治験開始を目指しているらしいので、病院で処方してもらえるのはもっと先になりそうですね。治験が始まったら応募したい・・・。
まとめ
私も潰瘍性大腸炎になり5年以上経ちます。
軽症ではあるものの慢性持続型で、リアルダは3錠~4錠でそれ以上なかなか減らせません。
血便が続いてるときはレクタブル注腸フォームを数か月使います。
症状が落ち着いたと思ったらすぐにまた出てしまうこともあり、トイレのたびに一喜一憂しています。
食事や睡眠、運動も気を付けて、癌にならないかと不安になることもあります。
この薬で腹痛やトイレや不安、悩みから解放されることを切に願います。
多くの方にこの研究を知ってほしいですね。
▼潰瘍性大腸炎 治療薬開発プロジェクトのサイトはこちら
潰瘍性大腸炎 治療薬開発 プロジェクト | 京都大学大学院医学研究科消化器内科
潰瘍性大腸炎(指定難病97)の病的自己抗体を発見!治療薬開発のため寄付を募集しております